『Bar Bar Bar』のGlobal Versionと題したMVを公開したCRAYON POP。

私自身、『Bar Bar Bar』のMVを見たときに斬新な印象を持った。

 

K-POPのアイドルグループで、上下ジャージ、頭にヘルメット。

露出戦争と言われるK-POPアイドルグループのまったく逆を走る着こなしぶりだ。

 


 

最初にリリースされたMVの印象は

 

・コミカル

・カワイイ

・ユルイ

・キッズダンス

 

のようなイメージだった。

 

アイドル的な愛着というよりは、子供の無邪気さにも似た可愛さと、屈託のないコミカルさが作品を際立たせるように思える。

 

どちらかというと、80年代の日本的なポップさも感じられる。

 

 

CRAYON POPは、様々な論争や関心の中でプロモーションを図るノイズマーケティングの手法を取ったという批判もあるが、海外メディアからもPSYに継ぐK-POPスターとして注目されている。

 

 

こうした中で投入されたのが、『Bar Bar Bar』Global Versionだ。

 

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皆さんはご覧になっていかがだろうか?

 

おそらく、普通バージョンの『Bar Bar Bar』に比べたら、洗練されたイメージになっているのかもしれない。

 

 

しかし、昨年のPSYにおけるMVの成功パターンを踏襲しすぎているようにも思える。

 

これは意図的であるかもしれないが、MVの2:05(2分5秒)あたりからのシーンは、PSYの『GANGNAM STYLE』をパロディにしたようにも観ることが出来る。

 

最初のMVはこちらだ。

 

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私的にはこちらの方がシンプルにダンスシーンが多くて、好きなのだが、やはりグローバルってなると、シュールな要素は削ぎ落とす必要があるのだろう。

 

MVの景色の「田舎感」にコミカルなテイストと彼女たちのカワイイダンスと時折見せる間抜けな表情が抜群だ。

 

ただ、やはりこの「田舎感」の完成度は、国内仕様っぽさが否めないだろう。

 

『Bar Bar Bar』Global Versionのちょい洒落た感じが、彼女らのブームに水を刺さなければいいのだが、このあたりがどのような反応になるかが楽しみだ。

 

PSYの場合は、最初のMVが爆発的な起点になったし、「●● style」というパロディーネーミングの付けやすさもあった。

また、彼自身の音楽キャリアも長く、2002年『チャンピオン』、2006年『We Are The One』、2010年『Thank You』、『Right Now』など、PSYを初めて知る人からすれば、世界的一発屋の印象もあるが、韓国内での地位は確立され、翌年2013年にリリースした『GENTLEMAN』も良い所に収まった。

 

そのことを考えると、CRAYON POPにおける『Bar Bar Bar』は、最初のMVでは、確かにK-POPとしてのインパクトもあったし、日本人から見てもポップに落とし込んでいるあたりは楽しむことが出来るのだが、グローバルに広がる風までは吹いていないように思える。

 

そこで、『Bar Bar Bar』Global Versionを出したのも納得がいく。

 

しかし、CRAYON POP自体は、2012年7月にデビューしたばかりのアイドルグループだ。

 

『Bar Bar Bar』を推し進めて、それがCRAYON POP STYLEとしたときに、『Bar Bar Bar』の絶頂はますます高くなるし、コミックかつポップな路線のみが決定的な色合いとして聴衆に判断されてしまえば、そのテイストで今後の活動をしていかなければならない。

 

おそらく、K-POPに関心の高いユーザの興味は、CRAYON POPが世界のアイコンとして、2013年にいかに伸びていくのかというよりは、韓国の中で次にリリースするコンテンツが如何なるものか、ということに傾いているような気がする。


 

それにしても、こんなに突出したアイドルの動きは久しぶりなので、ぜひ、CRAYON POPが世界的にジャンピン、ジャンピンすることを祈りたい。