康熙奉(カン・ヒボン)著
『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』

 

 

豊臣家から覇権を奪い取った徳川家康は朝鮮王朝との国交回復へ動く。はたして、家康の真意はどういうものだったのか。また、朝鮮王朝側はどう受け止めて応えたのか。間に入った対馬藩は秘密裡に国書を改変したが、その結末はどうだったのか。歴史が物語る「善隣」の背景にある外交かけひきを、双方の立場をふまえ、多角的な視野からわかりやすく解説している。

 

【本書の構成】

〔第1章〕戦乱前夜

〔第2章〕文禄・慶長の役

〔第3章〕国交回復

〔第4章〕朝鮮通信使

〔第5章〕蜜月の終わり

 

 

【著者紹介】康 熙奉(カン ヒボン)

1954年東京生まれ。在日韓国人二世。

東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学部史学科卒業。史学科の卒論テーマは「江戸時代の朝鮮通信使の研究」。韓国の歴史・文化を描いた著作が多い。主な著書は、「韓国ふるさと街道をゆく」「日本のコリアをゆく」「韓国の徴兵制」「知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物」「知れば知るほど面白い古代韓国の歴史と英雄」「知れば知るほど面白い朝鮮王宮 王妃たちの運命」「知れば知るほど面白い朝鮮国王 宿命の系譜」「朝鮮王朝の歴史はなぜこんなに面白のか」など。

 

<著者の言葉>

「1603年に徳川幕府ができてから徳川幕府が終わるまでの265年間、日本と朝鮮半島の仲がよかったというのは特筆すべきことです。世界のどの地域でも隣国同士というのはいろいろとトラブルを抱えるものですが、徳川幕府と朝鮮王朝はお互いに信頼しあっていました。両国の友好に貢献した雨森芳洲は、『互いにあざむかず争わず』ということを信条にしていましたが、この言葉が本当に生きていたと思います。お互いに信頼関係をもって隣国と付き合うというのが、平和の一番の礎ではないでしょうか」

 

 

室町時代の両国の交流、朝鮮出兵、戦乱後の関係修復、江戸時代の善隣関係、朝鮮通信使の役割などを詳細に記載。室町時代から江戸時代にかけての善隣関係を知るうえで最適の一冊!

発行:実業之日本社

03-3535-4441

208頁/変形四六判

定価 1,000円(税別)

ISBN978-4-408-11051-6  C0021