Web の切れ端が K-POP を楽しくする
私は K-POP を1つのブームとして捉えていた訳ではありません。K-POP は視覚と聴覚で芸術性を彩りながらも、キャッチーで愛着のある素晴らしい音楽です。日本国内では、国民的な話題として取り上げられる機会を失いつつありますが、私は 2014年も「Web の切れ端」から、彼らの音楽を存分に楽しませて頂いてます。
Web の切れ端のほとんどは、YouTube と言えるでしょう。
どういうことかというと、K-POP とは、特定のアーティストのタイトル曲を目に止め、耳に入れるだけに留まらないということです。K-POP に内包されるアーティスト、曲、振付が独立的な魅力を持っていて、それが変幻自在に、無数の掛け算を可能にしているということです。

K-POP には
1、あるアーティストが他のアーティストの曲を歌う
2、あるアーティストが他のアーティストのダンスを踊る
という二つの機会がとても多く存在します。
最近私が視聴したもので言えば、SISTAR がカバーした miss A の「Hush」が印象的でした。K-POP では、直近のヒット曲が他のアーティストにカバーされることが多いため、曲とアーティストのマッチング、アーティストそのものの魅力、曲の本来の良さなどが、「比較」によって楽しめる訳です。
次におススメなのがダンス練習バージョンです。好きなアーティストや曲を検索する際に、スペースを入れて、「practice」とか「dance」とか打ち込んでみましょう。すると、所属事務所のスタジオで踊っている映像を観ることができます。
これがなぜ良いのかというと・・・
・衣装でなく練習着(私服)で踊っているので、現実をイメージできる
・定点で撮影しているので、本来のダンスの良さが伝わる
・歌わずにダンスだけに集中しているので、テレビ出演時よりも、ダンスが揃ってキレがあるものが多い
などが、挙げられます。もはや、K-POP における dance practice は、1つのパッケージとして確立されていると言えます。
私が気に入ったものですと、BESTie の「Love Options」と AOA の「Miniskirt」、4Minute、ヒョナの「Bbubble Pop!」の dance practice などがあります。dance practice は多くのアーティストが公開していますので、テレビのカメラワークによって加味されたり、失われたりするパフォーマンスを知識として取り入れると、演出効果も理解でき、より多くの楽しみが増えます。

最後は、ユーザが作った「Web の切れ端」です。
YouTube の検索画面で
「k-pop boy 2013」
「k-pop favorite 100」
「k-pop 2014 January」
「k-pop girl best 50」
などを打ち込んでみて下さい。
すると、各々のユーザがランキング形式で K-POP をまとめたものが沢山出てきます。曲は1曲数十秒ぐらいでザッピングしていくため、各曲、キャッチーな部分が抽出されます。こうしたユーザのまとめ動画を聞きながら感じのは、K-POP とは並べて聞くことで魅力が増すということです。
K-POP はどのアーティストも均質性があり、その均質を持ちながら、各々のアーティストが差異を追及していく音楽のようにも思えるため、すべてのまとめがさりげなくフィットし、ザッピングで聞けば聞くほど心地よくなります。
ユーザの音楽的まとめセンスに身を委ねて、自分自身の音楽聴取の幅を広げてみるのも良いでしょう。以上、今回は、『Web の切れ端は K-POP を楽しくする』というテーマで、番組から除けるアーティストのみに留まらない K-POP の楽しみ方をご紹介致しました。
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