【オリジナルレポ】流暢な日本語、本気の日本活動。【ソン・シギョンJAPAN CONCERT 2018 “君がいるよ”】で聴かせた、日本ファンへの愛☆
【オリジナルレポ】流暢な日本語、本気の日本活動。【ソン・シギョンJAPAN CONCERT 2018 “君がいるよ”】で聴かせた、日本ファンへの愛☆
バラードの皇帝ソン・シギョンが、アルバム「君がいるよ」を引っ提げての日本コンサート【ソン・シギョンJAPAN CONCERT 2018 “君がいるよ”】を12月28日(金)パシフィコ横浜国立大ホール、29日(土)グランキューブ大阪メインホールにて開催した。
2000年に韓国デビュー、同年には「第16回ゴールデンディスク新人歌手賞」を受賞。大規模コンサートを開催するほどの人気・実力を兼ね備え、さらにはバラエティー等にも数多く出演等、韓国では知らない人はいないほどのトップスターである。そんなソン・シギョンが長い間、海を越えて応援してきた日本ファンの期待に応えるかのように2017年12月に日本初アルバム「DRAMA 」をリリースし、2018年には本格的な日本活動に邁進してきた。本レポートでは横浜公演の模様をお伝えする。
オープニングVCRでの流暢な日本語の挨拶が終わると、スポットライトを浴び、落ち着いたボルドーカラーのスーツに身を包みステージに登場。大拍手で迎えられ、デビュー曲「僕に来る道」を披露した。ファンからの惜しみ無い声援に、眼鏡の奥の眼差しからは優しさが溢れていた。
続いてスクリーンに大きな時計が映し出され「鼓動は届く」、「君は僕の春だ」「ならいいのに」を歌唱した。「ならいいのに」はちょっと切ない恋の歌詞ながらも、明るいポップな曲調でファンにとってはコンサートの定番曲だ。皆が自然と音楽に体を委ねてリズムに乗り、ソン・シギョンがロングトーンで歌い上げれば、会場のボルテージが一気に跳ね上がった。
MCでは日本語での、ほのぼのトークが炸裂。クリスマスイブに一人で焼き肉店へ行き、カップルに囲まれながら食べる羽目にあった話や、遅れてコンサート会場へ入ってきたファンには「大丈夫ですか?道、混んでました?」とステージから気さくに話し掛けたりと、終始アットホームな雰囲気に。
柔らかく、優しい曲を歌いたかったとセレクトした曲は「幸せならそばにある」、続いて11月に発売されたアルバムタイトル曲「君がいるよ」を全身全霊で歌い上げた。自分自身が励まされ共感でき、 また歌う度に入り込める楽曲だという、ヒットメーカー松井五郎が作詞を手掛けた「Life is・・・」を時折、目を瞑りながら自らに言い聞かせるように歌った。さらに「(歌詞の)一億人から君を見つけたよって、かっこいいよね」とレミオロメンの「粉雪」を、またスターダスト・レビューの「木蓮の涙」といった日本楽曲のカバーを披露した。
続いて流れたVCRでは、自宅の勉強机を公開。この勉強机で毎朝、日本語の勉強をしたことを明かし、再びステージに登場。
互いに手紙をやり取りしたというエピソードを話し、親交もある小田和正の「キラキラ」を歌いながら客席に降り、会場後方まで軽やかに走り抜け、ファンを大いに喜ばせた。さらに最新アルバムに収録されている、日本の女性R&Bシンガー、クリスタル・ケイ(Crystal Kay)とのデュエット曲「愛はなぜ」を歌い終えると、会場は拍手の渦に包まれた。流星を恋人と海辺で見るというストーリー性のあるロマンチックな歌詞が印象的な「しぶんぎ座流星群」をマイクスタンドで熱っぽく歌唱。続けて、ポップチューンの「Home」や、ファンとの大合唱となった「思い出」を次々と歌い、ステージと客席が一体となった。
2部のスタート曲は「この曲を越えるヒット曲はない」と紹介した(거리에서)「道で」。「コリエソ(거리에서)」と曲名を紹介するとファンからワーッ!と大きな歓声が上がった。韓国での5集「The Ballards」に収録された非常に人気が高い楽曲で、MVを日本のスクランブル交差点等で撮影していたりと、日本とも馴染み深い楽曲だ。
《君を想う 君を呼ぶ 僕の一日は
切なくも出会えた思い出に嬉しくて
僕を呼ぶ声に振り返ってみれば
空っぽの道は いつのまにか君で溢れてる》
繰り返される胸が締め付けられるような心情の歌詞と、心地よいソン・シギョンの歌声にファンが酔いしれた。
ここまではバラードで聴かせてきたソン・シギョンだが、黄色いネルシャツでカジュアルな衣装でステージに再び戻って来ると一変。DA PUMPの「U.S.A 」や「微笑天使」でダンスを披露し、会場を沸かせた。本編ラストは自らが作曲し、ファンの間でもとりわけ人気が高い楽曲「ただ青空であるように」で締め括った。
ステージを去っても興奮冷めやらぬ客席からは、鳴り止まないアンコールの拍手。それは次第に「ソン・シギョン!!ソン・シギョン!!」の大音声へと変わっていった。名曲「二人」を歌いながら再び現れたのは、なんと客席後方。ファンに囲まれながら幸せいっぱいの面持ちで歌い、そんなソン・シギョンにつられるかのように会場中が大合唱となり、和やかな雰囲気に包まれた。
冗談混じりに「皆さん帰ってください」と言えば、「やだー!!」の声が飛び交った。「歌手にとって初公演というのは人によっては違いますけれど、僕にとっては本当に自信のない公演というか、、いくら頑張っても色々足りないんです。でも無事に終わったのは皆さんのおかげです」「皆さん本当に今日はありがとうございました!」と最後の挨拶では素直な心情を吐露。ラストは斉藤和義の「歌うたいのバラッド」をスタンドマイクで歌い上げ、圧倒的な歌唱力でファンを魅了し、公演の幕を閉じた。
このコンサート中、18年の安定した韓国での活動を一旦離れ、あえて積極的に日本活動を展開したことについても触れ、「人生でこんなに頑張ったことはない」「長年応援してくれている日本のファンに恩返しがしたかった」と熱い想いを語った。さらに来年は韓国・日本どちらの活動もバランス良く頑張りたいと抱負も口にした。いつも明るく前向きなソン・シギョンの日韓でのさらなる活躍が楽しみだ。
(Text:MIO/Photo:公式提供)


★ソンシギョン日本公式ウェブサイト
http://sungsikyung.jp/sp/
★ソン・シギョン日本公式ツイッター@Sungsikyung_JP
https://twitter.com/Sungsikyung_JP?s=09
★YouTube”SUNG SI KYUNG Japan Official”
https://www.youtube.com/channel/UCHyo4xEb_KPy3pN4YNHG-1Q