【オリジナルレポ】今をときめくアイドルからミュージカル俳優、実力派歌手まで勢揃い「不朽の名曲~伝説を歌う~400回記念スペシャルコンサートin Japan」レジェンド キム・ヨンジャの楽曲をIZ*ONE、BEN、PENTAGONらが披露!

 



4月4日(木)千葉・幕張メッセ 国際展示場 1ホールで韓国KBSの人気音楽バラエティ「不朽の名曲~伝説を歌う~」の収録を兼ねたスペシャルコンサート「不朽の名曲~伝説を歌う~400回記念スペシャルコンサートin Japan」が開催された。2011年6月に始まった同番組の放送400回を記念した特別なプログラムだ。若手からベテランまで実力ある様々なジャンルの歌手たちが、韓国歌謡界のレジェンド達の楽曲をカバー披露する人気音楽バラエティー番組である。判定団と呼ばれる観客一人一人の1票が出演歌手達の勝負を左右する。チョン・ドンハ、ミン・ウヒョク、ソン・スンヨン、BEN、PENTAGON、IZ*ONEが見事なバトルを繰り広げた1部「キム・ヨンジャ編」の様子をお伝えする。



シン・ドンヨプの司会進行でコンサートはスタート。レジェンド歌手のキム・ヨンジャが1996年にリリースされた自身のヒット曲「熱い河」、さらに美空ひばりの「人生一路」を歌唱。日本レコード大賞、日本有線大賞の各賞を獲得、NHK紅白歌合戦には3度出場、昨年、日本での音楽活動が30周年を迎えるなど日本でも人気、実力ともに一流の歌手である。今回のスペシャル公演ではその他にも「イヨマンテの夜」や、キム・ヨンジャが苦難の中にありながらも韓国で再ブレイクを果たすきっかけとなった「アモール・ファティ」も楽しくパワフルに熱唱し、会場のボルテージを一気に引き上げた。「アモール・ファティ」はトロットとEDMの融合という意外性に富んだ楽曲として2013年にリリースされた。しかしながら、当時はあまり思わしくないセールス結果となった。時を経て2017年、あるSNSユーザーが《聞いてみて!》と発信したことをきっかけに一気に拡散。400万ダウンロードを記録したヒット曲となり、中毒性のあるメロディーラインとともに《生きるというのはみんなそんなものよ》《自分に失望したらダメ、何もかも上手くなんできるわけない、今日より良い明日ならいい、人生は『今』よ》という人生を肯定的に捉える歌詞が老若男女問わず人気を爆発させた。



今回この「アモール・ファティ」をカバーパフォーマンスしたのは日韓のみならずアジア全域で大活躍中のIZ*ONEだ。2018年にオーディション番組「 PRODUCE48」から誕生した12人の日韓合同アイドルグループであり、この日の会場も彼女達を待ちわびたファンの歓声が響いた。華やかな衣装でハツラツとした歌声、キレのあるダンスでレジェンドの楽曲を見事にカバーし、キム・ヨンジャ本人からも大きな拍手が送られた。また、ちょうど公演日の4月4日はIZ*ONEのカムバック直後でもあり、いち早く最新曲「Violeta」を届け、さらにデビュー曲「La Vie en Rose」まで披露するという大サービスに、会場中から掛け声や声援が飛び交った。

 

判定団である観客の心を特に掴み、連勝を重ねたのはソロ歌手のBENだ。ステージに登場すると日本語で「こんにちは~JAPAN!」「すごく緊張してるんです」と可愛らしく挨拶。身長147.5センチという小柄な彼女からは想像もできないほどパワフルな歌声でレジェンドの楽曲をカバーし、圧巻のステージを見せた。自身の楽曲「180゚」「熱愛中」では透き通った歌声で会場を魅力した。ファンからのBENコールに笑顔で「私のこと知ってますか?嬉しい!」と喜んだり、バトルの緊張感の中でも、会場に集まった日本の観客達とコミュニケーションを取る微笑ましい様子も。

 

ミュージカル俳優ミン・ウヒョクは、5月中旬まで自身が主演を務めるミュージカル「ジキルとハイド」から「This is the moment」を歌唱、圧倒的な歌唱力に会場全体が息を飲んだ。「You Raise Me Up」では聴く人を鼓舞するかのような力強い歌声を響かせるなど、全てのパフォーマンスで観客を満足させた。





 

数々のドラマOSTでもお馴染みの実力派ボーカリスト、チョン・ドンハは自身のアルバムでもリメイクした、映画「The Classic」のOST 「If you love(사랑하면)」を特別に準備してきた日本語verで歌い上げた。さらにロックバンド「復活(プファル)」の9代目ボーカルでもあったチョン・ドンハ、彼の代名詞ともいえる「思い出す(생각이나)」を歌うと、まさかの懐かしい選曲にファンから喜びの声が起きた。

 

また韓国・日本・中国出身メンバーで構成されたPENTAGONは今年2月にリリースされた日本デビューミニシングル「COSMO」や、「신토불이(身土不二)」を披露。「신토불이(身土不二)」では見事な刃群舞(カルグンム)を見せつけ、MCでメンバーのユウトが話したように、まさに「10分以内に心を掴む」パフォーマンスであった。



ラストに登場したのはソン・スンヨンだ。スペインの歌手アレハンドロ・サンスの「Y Si Fuera Ella」が原曲となっているSHINee・ジョンヒョンのソロ曲「혜야(ヘヤ)」で聴く人の琴線に触れる歌声を披露したかと思えば、「친구야(チングヤ)」では会場全体を大いに盛り上げ大フィナーレを飾った。



この日に収録された≪1部 – キム・ヨンジャ編≫、≪2部 – 日本人に愛される韓国歌謡曲≫は以下の日程でKBS WORLDでの日本語字幕放送が予定されている。観客判定団による結果や勝敗の行方をぜひ放送でチェックしてみてはいかがだろうか。

 

 

 

 

text:MIO

 

 

■KBS  WORLD

 

詳細:https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=474

 

第1部 キム・ヨンジャ編

2019年6月10日(月)深夜0:30~2:00

2019年6月16日(日)13:30~15:00(再放送)

 

◆出演

IZ*ONE / PENTAGON / ミン・ウヒョク / BEN / ソン・スンヨン / チョン・ドンハ /キム・ヨンジャ

 

第2部 日本人に愛される韓国歌謡曲

2019年6月17日(月)深夜0:30~2:00

2019年6月23日(日)13:30~15:00(再放送)

 

◆出演

NCT DREAM / JBJ95 / キム・ジェファン / ALi / GUMMY / チョン・ドンハ