いまや業界標準の海外同時デビュー 〜KARAの弟分A-JAXが日韓同時
KARAの弟分とのキャッチフレーズで、DSPメディアから7人組ボーイズグループA-JAX(エージャックス)が、K-POPグループとしては初めて、日本と韓国で同時デビューすることがわかりました。
A-JAXとはギリシャ神話のトロイア戦争の英雄を指す単語で、日本デビューCDは8月に発売になるそうです。
A-JAXはヒョンゴン、ジェヒョン、ユニョン、ヒョジュン、ソンミン、スンヨプ、スンジンで構成された7人組のボーイズグループで、優れたビジュアルとパフォーマンスを備えた正統派アイドルグループということです。メンバーのヒョンゴンは、2月に行われたKARAの単独コンサートで、ニコルのパートナーとして舞台に立ちました。
資料によれば日韓同時デビューは初めてという触れ込みですが、昨年暮れにはポップロックデュオ「Norazo(ノラジョ)」の所属事務所であるウィニングインサイトから、初めてのアイドルグループとなる「CHAOS(カオス)」が今年1月に韓国と日本で同時にデビューする予定と報じられていましたが、正式デビューはまだのようです。
多国籍グループは多数ありますが、どのグループももちろん自国以外の市場を視野に入れてのことですよね。
ほかにも、BEASTや4Minuteのキューブエンターテイメントからデビューの7人組「BTOB」が、韓国と他のアジア、アメリカなどの多国籍で構成されていることから「アジア同時デビューを予定している」と報じられていました。
K-POPアイドルの海外同時デビューはもはや基本戦略と言えるのでしょうか。言わずと知れたEXO-K、EXO-Mを筆頭に。
多国籍ではありませんが、海外展開というところでは以前より特にボーイズグループにその傾向が顕著に思われます。
同時と言わないまでも、INFINITEやB1A4などかなり早い段階から日本市場を視野に戦略を立ててきたグループだろう思いますし、最近ではMY NAMEなどもその方向性が伺えますね。
本国デビューで一定の成功を収め、ある程度の準備期間をもってローカライズして出て行くというのではなくて、EXOやCHAOS、今回のA-JAXのように、はじめから本国と海外を同時に攻めるとという形で、今後さらにその展開スピードは加速されていくのでしょうね。
他にも1年数ヶ月ぶりにカムバックするダルメシアンには、父親が韓国人、母親が日本人で日本国籍を持つSIMONの新加入、ガールズグループですが、アフタースクールの新メンバー・カウンも日本に3年間留学経験があり日本語堪能などなど。
今後はさらに日本発とか、日本と韓国、あるいは他のアジア混成グループといった展開も出てくるでしょう。ZE:Aのミンウが参加するスペシャルユニット「3Peace☆Lovers」は6月27日にデビューシングルの発売が正式に決定したようです。
「3Peace☆Lovers」は日本の俳優である佐々木喜英とビジュアル系バンドMASQUERADE(活動休止中)の二階堂隼人とミンウの3人組み。テレビ番組発の企画ものではありますが、ひとつの可能性を見せてくれるのかも知れません。
(まさじん)
(写真:DSPエンターテイメント)
[...] BTOBは多国籍なメンバーで構成されたアジア戦略グループであり、いよいよアジア攻略のその第一歩を記すことになる。 [...]