ドラマ『ラブ・レイン』で、チャン・グンソク扮するイナ(ジュン)の親友(幼なじみ)を演じ(1人2役)、注目を集める若手俳優、キム・シフが初来日。東京・新大久保のカフェ「THE SECRET」で記者会見ならびにファンとの交流会が行われた。
 
第2のウォンビンとも評される甘いマスクのキム・シフは、1988年1月2日生まれの24歳。17歳の時にパク・チャヌク監督の代表作『親切なクムジャさん』に大抜擢、その後数々のドラマ、映画に出演、2011年韓国の国民映画となった『サニー 永遠の仲間たち』で、主人公のナミが密かに心を寄せる先輩役で注目を集める。そして、今回の「ラブレイン」によって日本でも人気が急上昇、今回の緊急来日となった。
7日(金)夕方より行われた会見で、キム・シフが今後の活動などについて意気込みを語った。

 

 

―― 今回初来日、どころか初めての海外ということですが、日本の印象はいかがですか?

 

昔から日本のドラマや映画が好きでよく観ていたので初めてという気がしなかったのですが、ひとつだけ違うなと思ったのは看板が全て日本語だったので、「あ、ここは日本なんだな」と思いました。

 

 

―― 日本に来て初めて食べたものは何ですか?

 

昨日はお寿司を食べました。実は、その前まで消化不良で体調が悪かったのですが、あまりに美味しくて随分食べてしまいました。

 

 

―― ドラマ『ラブ・レイン』撮影中のエピソードで、何か印象に残っていることをひとつ教えてください。

 

『ラブ・レイン』の出演者はみな年齢が近かったので、すごく楽しかったです。まるでキャンパスにいるような、そんな雰囲気になりました。とても楽しかったです。

 

 

―― これから本格的に日本活動をしていくということですが、そう決意した理由やきっかけ、また具体的にどのようなことをしていきたいか教えてください。

 

幼いときから本当に日本のドラマや映画が好きだったのですが、今回『ラブ・レイン』のおかげで、良いきっかけをいただいたと思っています。僕の武器は”若さ”だと思うので、様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。

 

 

―― 『ラブ・レイン』では、ドンウクとソンホの2役を演じた訳ですが、演じ分けで難しかった点、また、どちらが自分に近いと感じましたか。

 

まず、ひとつのドラマで二つの役を出来るということがとても興味深かったです。70年代のドンウクは自分とは少し違うタイプだったので、周りの人からいろいろと話を聞いたりしました。なかでもチャン・グンソクさんは演技の先輩でもありますし、いろいろと良いアドバイスを頂きました。ソンホは割と自分に近いと感じたので、気持ちを楽に演じることが出来ました。でも、ドンウクも、自分と違う性格だったので、むしろ楽しく演じることが出来ました。

 

 

 

 

―― 現在韓国では『太陽を抱いた月』『アラン使道伝』などファンタジー時代劇が人気ですが、時代劇もお似合いではないかと思いますが、時代劇には興味はありますか?

 

いろいろなことに興味がありますし、特にファンタジーは新鮮で新しい挑戦になると思うのでチャンスがあればぜひやってみたいです。

 

 

―― 仕事以外で、いまハマっていることなどあったら教えてください。

 

ハマっているといえば、日本語の勉強と歌の練習です。勉強や練習と言いましても、どちらも初めてのことなので、趣味のように楽しんでやっています。

 

 

―― 『ラブ・レイン』を通じて日本でも人気が急上昇し、今日も大勢のファンの方が集まっています。日本での人気についてどう感じていますか。

 

今日、こんなに多くの方々に集まって頂いたことが信じられません、感謝の気持ちでいっぱいです。今後さらに良い姿を皆さんにお見せできるように努力したいと思います。

 

 

 

最後に集まったファンの声援にはにかみながら手を振る姿が印象的だったキム・シフ。物静かというか、おとなしいイメージも、「特技は?」との質問には、幼い頃からやっているという「合気道」を挙げ、「自信を持って言えるのはスポーツ全般」と意外に男っぽい一面も明らかとなった。

 

現在、演技だけでなく歌のレッスンも行っているということで、今後様々な分野にチャレンジしていくようだ。日本の公式サイトもプレオープンしており、今後の日本での活躍にも期待したい。