さっきまでピカピカに晴れてたのに家の外へ一歩出たら突然の豪雨に見舞われる、雨を呼ぶ女NICE73です!(ナイスナナさんと読みます。)

 

九月ももう終わりコリアは旧盆に入りますが、日本もようやく暑さとはお別れでしょうかね。皆様お元気でしょうか?

 

 

さて、こんなかわい子ちゃん達はべっとり汗をかくのかしら?…と思ってしまう、少女時代様の『“Oh!”日本語版』が9月26日に発売されますね。

 

 

オッオッオオーッパルr  サーランへっ♡

 

 

コリアでは2010年に発売された曲で、ライブなどでもよく歌われる楽曲ですよね。少女時代のツアーで通訳をさせて頂いた時、リハーサルで『Oh!』が流れた瞬間「私これスキー!」と言いながらメンバー全員が大はしゃぎしているのを見て、「良い曲だなぁ」と私もついはしゃいでしまった事を思い出します。

 

 

 

 

オッオッオオーッパルr  サーランへっ♡(おっおっおおー兄さんを愛してる♡)

 

 

前回の73チャンネルでも書きました「オッオッオッオオオッパン カンナmスターイr”(おっおっおっおおお兄さんは江南スタイル)」にもありますが、오빠『オッパ』(お兄さん)という言葉。韓国語をあまり知らない人でも、『사랑해요〜サランへヨ(愛してる)』、『맛있어요 〜マシッソヨ(美味しいです)』、『감사합니다 〜カmサハmニダ(ありがとうございます)』レベルでよく耳にする単語なんじゃないかと思います。

 

コリアでは『お兄さん』と『お姉さん』という単語は、女性が使う場合と男性が使う場合とで変わってくるんですね。女性が『お兄さん』という時は、『오빠』(オッパ)、男性は『형』(ヒョン)。女性が『お姉さん』と言う時は 『언니』(オンニ)、 男性は『누나』(ヌナ)となり、最初は覚えるのにひと苦労します。

 

 

「ヌ〜ナンノ〜ム イェッポ〜〜」(姉さんはとってもキレイだよ)…SHINeeのデビュー曲でございます!!私、その部分だけリピート再生しては「言われた〜〜〜〜〜い」と叫んでおりました。いやん♡

 

 

 

 

他にも『오빠』や『누나』という単語が出てくる歌は結構あるんです。「お兄さん」や「お姉さん」って、日本語で考えるとけしてポップスの歌詞には出てこなさそうな単語ですが、何故K-POPには使われるのでしょうか?

 

コリアでは、この「お兄さん」「お姉さん」という表現が家族以外でも使われます。もちろん知り合って間もない場合は『〜씨』(〜シ、〜さん)と言いますが、少し仲良くなってきたら年齢を聞いて、自分よりも年上なら「오빠/형(언니/누나)이라고/라고 부를게요」(オッパ/ヒョン(オンニ/ヌナ)ラゴ ブルrケヨ.お兄さん(お姉さん)って呼びますね。)と言って呼び方を変えるんです。

 

逆に年上になる側は「나보다 동생이네.그럼 이제 말 놓을게.」(ナボダ ドンセンイネ。クロm イジェ マrノウrケ。私/僕より妹/弟だね。じゃあもう敬語使わないよ。)と言うのがパターンです。“仲良しモード”に切り替わる瞬間なのです。

 

年齢で上下関係の線が引かれると言っても過言ではないコリアですから、悲しいかな知り合って早い段階で年齢を聞かれてしまいます。そしてポジショニングをハッキリとさせて関係を進行させていくんです。例えば、年下はタメ口を使わないとか、年上がごちそうするとか。もうこれは文化だと思います。

 

ただし会社での関係性においては、年上でも年下でも『〜씨』(〜シ、〜さん)や、役職名または『〜선배 /후배』(〜ソンベ/フベ 〜先輩/後輩)と言ったりします。もし会社で「オッパ!ヌナ!」なんて言ったらビックリ仰天されてしまいます。

 

そう、『お兄さん』『お姉さん』というのは、ただ年上だからというのではない、自分にとっての”親しみ”を表しているんです。家族である兄弟姉妹にももちろん同じ単語を使いますから「それくらいの仲ですよ」という意味あいも含まれているのかなと思うんです。ですから、男性が女性に「オッパ」と言われるのは、結構胸キュンだったりするわけなんですね。

 

でも、女性の立場から少し困りものなのは、自分から見て完全にお兄さんではない人に「オッパ」と言って良いものか否かです。私の過去の経験上、完全に「아저씨(アジョシ おじさん)」って言った方が正しいよなぁ…と思いつつ「オッパ」なんて言った時、相手は「나나가 봤을땐 난 오빠 아니고 아저씨지~(ナナガ パッスrテン ナン オッパアニゴ アジョシジ〜 ナナからしたらお兄さんじゃなくてオジサンだろ〜)」と謙遜しながらも照れる男性が多かったりするんですね。むふふ。

 

歌詞に何故「お兄さん、お姉さん」という表現がたびたび登場するのか、皆さんもう分かりましたよね? “あなたは私にとって近い存在の年上の人なんだよ。でもまだ「너」(ノ お前、あんた) って言える関係じゃないわ” という様なニュアンスが汲み取れちゃうって事なんですね!とっても高まる表現じゃないですか?そりゃ「ヌ〜ナンノ〜ム イェッポ〜〜」部分を何回も再生しちゃうわけです。とほほ。

 

 

親しみを込めた呼称としてもう一つ 。コリアでよくある昔ながらの定食屋さんに行って、従業員の“オバちゃん”を呼ぶ時なんですが、もちろん「여기요」(ヨギヨ ここです)でも良いんですが、少し親しみを込めて「이모~」(イモ〜 叔母ちゃ〜ん)と言ってみるのもコリアの人っぽい感じがします。

 

日本で言う「お母さん!」とか「オッチャン!」みたいなイメージでしょうか。日本人からするとなんだか馴れ馴れしいような気がしたり、意味をわかってると少し照れくさかったりしますが、コリアではよく使う表現なので、是非使ってみてください。

 

家族を呼ぶ時の名称を他人にも使うコリア。第三者が聞いただけで、どちらが年上なのか一目瞭然でたまに悲しくなることもありますが、私はそんなアットホームなコリアに今も恋し続けています。

 

 

オッオッオオッパr サーランヘッ♡
以上、NICE73でした☆あんにょ〜〜〜〜ん!

 

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