【K-POPの「こなす力」】どんな曲でも歌います!どんなダンスも踊ります!

 

 

韓国の歌手、アイドルを含め「こなす力」がとてつもなく長けていると思っています。歌手として自分の持ち曲を歌いこなすこと、踊りこなすことは容易なはず。しかしK-POP勢は、どんな曲だろうがダンスだろうが私たちの予想以上にこなしてしまい、実力の高さが伺えます。

 

今回はK-POPの「こなす力」を分析します!
 ■ どんな曲でも歌いこなす!ベテラン歌手によるカバー曲合戦韓国の音楽番組に「私は歌手だ」というのが以前ありました。

 

私は歌手だ

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韓国のトップクラスの歌唱力を誇るベテラン歌手が登場、主にカバー曲を歌います。

しかし、この番組のすごいところは、歌手たちがパフォーマンスした後、観客による投票で順位がつけられ、さらに最下位になった人は降板させられるシステムです。これが原因で韓国の国民的歌手「キム・ゴンモ」が降板と決まったケースがありました。しかし一番の年長者である彼を降板させてはいけないという制作側の考えにより降板が取り消しになりました。

これに対する視聴者のクレームが後を絶たなかったですが、1年間ぐらい番組は続き、紆余曲折ありながらも人気を博しました。(番組からリリースされたCDは大ヒット。出演者単独の音源も売り上げが急上昇し、イベントのオファーも殺到。)

ここで重要なのは、この番組は「ルーレットで決めた第三者の曲=カバー曲をどれだけ上手く歌いこなすことができるかが優劣を定める基準であって、それこそが歌手の力量を証明することができる」という価値観に支えられていることです。

どんなタイプの曲も歌いこなすことが評価されるのです。

いくら音楽センスに長けていたとしても、作詞作曲や楽器が演奏できることはあくまで付加価値なのです。

 

■ いつでもどこでも歌って踊る!バラエティーのアイドルパフォーマンス

 

テレビのバラエティー番組にアイドルが出演すると、MCにこのように言われることがあります。

「最近人気のあの曲を歌ってください。」「今話題のあのダンスを踊ってください。」

無茶ぶりとも言えるリクエストにK-POPアイドルの皆さんは嫌な顔をすることなく立ち上がり、パフォーマンスします 。

 

例えばこの動画。

少女時代のテヨンがBrown Eyed GirlsのAbracadabraをノリノリで踊っています。

 

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またガールズアイドルが大集合する番組「Sweet Girls」では話題の曲をレクチャーしては、みんなで踊ったり

 

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2PMのチョグォンが生うたを倍速やスローで歌うパフォーマンスをしたり

 

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韓国のバラエティーでは、どれだけ無茶ぶりが当たり前なのかという話で終わってしまいますが、K-POPアイドルはいつでもどこでもパフォーマンスをこなす瞬発力を持っているといえます。バラエティーでの生うた披露によって、K-POPアイドルたちの「実力」と隠れた「才能」が垣間見られることがあります。

 

■カバー曲も完璧にこなす!音楽番組のスペシャルパフォーマンス

 

もちろん音楽番組でもK-POPアイドルたちの「こなす力」が十分発揮される場面もあります。各音楽番組で企画される「スペシャルステージ」では予想以上のパフォーマンスを「こなす」アイドルの姿を見ることができます。そもそも、歌手として自分の持ち曲を歌いこなすことは簡単ですが、他のグループの曲をこなすことは容易ではないですよね。

 

しかし、K-POPアイドルは自分の曲以外でも全力、本気。

 

忙しいスケジュールの中、そうとう力を入れて準備するらしく、カバー曲を見事にこなします。例えば、今年になってさらに注目を浴びているGirl’s DayとAOAとBESTieによる少女時代の「Mr.Mr.」のステージ。

 

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ヒップホップ系のBTS(防弾少年団)による東方神起の「Something」のステージ。

 

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Super JuniorとShineeと少女時代によるマイケルの「Smooth Criminal」のステージ。

 

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このように人気アイドルの夢のコラボレーションが実現されますが、力の入れようは、持ち曲と同じくらいのクオリティーを誇っています。