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父親は、たった一人の娘を亡くした被害者になり、そして殺人犯となったー
『オールド・ボーイ』『悪魔を見た』を遥かに凌駕する、戦慄の復讐劇!!

 

<ストーリー> 

最愛の娘を殺した少年に自らの手で裁きを下そうとする父親、それを阻止しなければならない警察官。

父親の復讐は“正義”か“悪”か?そして、待ち受ける衝撃的な結末とは?

町内の廃墟と化した銭湯で、冷たくなった死体で発見された女子中学生スジン。 父親のサンヒョンは妻を亡くしてから男手ひとつでスジンを育ててきた。一人娘の死を目の前に、喪失感でただただ茫然とする。そんなある日、サンヒョンに犯人の情報が書かれた匿名のメールが届く。そこに書かれている住所を訪ねると、少年たちに暴行され死にゆく娘スジンの動画を見て笑うチョルヨンを目撃する。一瞬、理性を失い誘発的にチョルヨンを殺してしまうサンヒョンは、また別の共犯者の存在を知り犯人を捜そうとする。一方、スジンの殺人事件の担当刑事オッグァンはチョルヨンの殺害現場を見てサンヒョンが犯人だと見抜き、追跡し始めるのだった。正義とは何か?誰が犯人を裁くのか?世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎えるー。


 

<インタビュー> 

■チョン・ジェヨン インタビュー

Q.出演するにあたり、原作は読みましたか。読んだ感想は?

A.「途中まで読みましたが、原作と映画はストーリーが異なるので全ては読みませんでした。原作にとらわれずに、サンヒョンを演じたいと考えました。」

Q.イ・ジョンホ監督の第一印象を教えてください。

A.「スタイルが良いので、見た目は俳優さんだと思いました。韓国で背が高くてハンサムな監督の3本の指には入ると思います(笑)。また男らしい性格ではありますが、映画では精細な演出をされる監督です」

Q.いつも作品への出演を決めるきっかけは何ですか。

A「自分がどのような役を演じるかが重要なので、シナリオが面白いか、共感できるかをポイントに出演を決めます。あとは監督への信頼度です。今回はシナリオに新しさを感じたことが大きいです。原作よりも先にシナリオを読みましたが、刑事と加害者のねじれみたいなものを感じることが魅力的でした。」

Q.物語に共感されたということですか。

A.「私も息子が二人いるので、シナリオを読んで心が痛みました。父親の立場から、とても共感しました。もし私に娘がいたら、演じるのが辛すぎて大変だったと思います。演じること自体、出来なかったかもしれません。「本当にあなたが演じなければいけないの?」と言って、当初、私の妻は出演することを反対しましたしね。でも子供を持つ親であれば、必ず共感する映画だと思い、出演を決めました。」

Q.今回サンヒョンを演じる上で最初に決めたことはありますか。

A.「演じる上で決めることが、今までの作品の中で一番なかった作品です。今回は順撮りと決まっていました。1つ1つの状況に応じて、何を感じて、どう反応するかを大切にしていたので、心理的にはかなり大変でした。」

Q.肉体的に大変なことはありましたか?

A.「とても寒かったのですが、そんなに体力的には大変ではありませんでした。」

Q.撮影中はずっと役に浸って過ごしていたのですか?

A.「できるだけ、役に浸っていようと意識しました。撮影の約3か月間、役に入り込んで彼の心情になるから大変でした」

Q.今後、日韓の映画交流においてどのように文化貢献したいですか。

A.「私はスターでもアイドルでもありませんので(笑)、ただベストの演技をするだけです。ただ日韓の合作映画がどんどん減っているので、また増えてほしいという思いはあります。そしてお互いの国をよく知ってゆくべきだと思います。」


 

 

■イ・ジョンホ監督インタビュー

Q.映画化するにあたり、原作は読みましたか。読んだ感想は?

A.「元々東野圭吾のファンで、2008年に韓国で発売された小説を何度も読みました。最初の3~4回は号泣しながら読みました。東野圭吾の小説は他も読んでいますが、今までの小説と違い精細な印象を持ちました。映画化のオファーを受けた後も原作を5回読み直し、新たな角度からこの小説を映画化したいと思いました。最初は映画化にプレッシャーを感じましたが、小説に込められている間違った社会のシステムをどうにかしたいというメッセージを映画で伝えたいと思いました。」

Q.脚本作りではどのような点が難しかったですか。

A.「特に視点のとらえ方が難しかったです。原作では刑事のセリフで少年法の難しさを説明していますが、映像ではそのまま表現することはできません。脚本の初稿では父親、刑事、加害者などいろいろな視点がありました。最終的には様々な視点を最小化した脚本となりました。」

Q.チョン・ジェヨンの印象はいかがでしたか。

A.「出演映画を拝見した時は強い役やコミカルな役もできる人という印象でした。実際に会うとエネルギーが溢れている俳優なので、第一印象は怖かったです(笑)。ですが、とても親切で面白い話や現場の雰囲気作りもしてくれる優しい人でした。演技の集中力も素晴らしかったです。」

Q.イ・ソンミンはいかがでしたか。

A.「子役とイ・ソンミンが絡むシーンで、彼には内緒で子役たちにオーバーに生意気な態度をとるように指示しました。後からイ・ソンミンに聞いたら、その時は本気でイラッとしたようで、殴ろうかと思ったそうです。(笑)」

Q.映画の舞台を日本から韓国に移したのは、社会情勢への怒りからですか。

A.「復讐は決してよくありませんが、現在の社会情勢には問題があります。それを印象的に伝えたいと思いました。」

Q.映画化にあたって特にこだわったシーンはありますか。

A.「娘との会話が出てくる雪原のシーンと、最後のカンヌン駅のシーンで犯人の少年を目の前にした時のチョン・ジェヨンの表情はこだわりました。映画の中でも見どころだと思います。」

Q.雪原のシーンは大変でしたか。

A.「大変でした。韓国で寒いと有名なところで撮影したので、チョン・ジェヨンがあまりにも寒すぎて「指を切りたい」と言っていました。(笑)」

Q.日本公開に向けて、どのような気持ちですか。

A.「日本の大作家先生の原作を映画化するということへのプレッシャーよりも、やはり内容へのプレッシャーを感じました。少年法や少年犯罪というテーマを商業的に利用して良いものか。また原作ファンの読者がどう感じるか緊張しています。」

Q.今後、日韓の映画交流においてどのように貢献したいとお考えですか

A.「韓国は大作で、感情表現がはっきりした映画が多いです。日本は静かに人の心情を描いた映画が多いと感じています。最近も映画『東京家族』を見て、ストーリーは韓国人も共感できるストーリーだと思いました。両国の価値観には共通している部分があると思います。日本の細かい情緒と韓国の良いところを合わせた映画が出てくればいいなと思います。」

原作:「さまよう刃」東野圭吾(朝日新聞出版)
監督・脚本:イ・ジョンホ
撮影:キム・テギョン 音
楽:キム・ホンジプ
出演:チョン・ジェヨン、イ・ソンミン、ソ・ジュニョン、イ・ジュスン、イ・スビン

2014年/韓国/韓国語/122分/原題:방황하는 칼날/
配給:CJ Entertainment Japan

9/6(土)角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー